出産に際しておさがりをあげようか悩んだこと、もらって困ったことありますよね。
第一子出産のときには育児グッズを一から買い集めるとお金がかかるので、おさがりは非常に助かるものです。
しかし時には
- 受け取ったものの、使えなくて困ってしまった…
- おさがりは捨てにくく、困ってしまった…
なんてこともあるでしょう
あげる側も
- あげても使ってもらえるだろうか…
- 嫌々受け取らせてしまってないだろうか…
と、お互いに気まずく思うこともあると思います。
しかし、実際には出産前に準備するものは多く、費用もかかるため、おさがりでいただけると助かることも多いです。
そこで現在、0才育児中の私が「第一子出産時に実際にもらって助かったもの」を5つ厳選しました。
また、お互いがwin-winで気持ちよく譲渡できるポイントも合わせて紹介します。
ぜひ最後までご覧くださいね♪
【もらって助かった!おさがり5選】
- 70サイズ以上の服
- おくるみ
- レッグウォーマー
- ベビーベッドなどの高額で場所をとるもの
- ベビーカーやチャイルドチェア、抱っこひもなどのお出かけ用品
それでは順番に見ていきましょう。
70サイズ以上の服
赤ちゃんは成長が早く、生後すぐから2歳にかけて50サイズ(新生児)から90サイズまでサイズアップします。
70サイズの服はだいたい6か月頃~、80サイズが1歳頃~、90サイズが2歳頃~のサイズ感です。(成長によって前後あり)
わが子は新生児期から6か月頃まで身長が成長曲線の中心のやや上、体重も成長曲線の中心の標準体型ですが、
50~60サイズは4か月ほどでサイズアウトし、60~70サイズは4か月頃から、70~80サイズは5か月頃から着ていました。
50~60サイズの服は半年も持たなかったですし、60~70サイズは70~80サイズへの移行が早かったのでほとんど出番がありませんでした。
手足をバタバタと動かすようになったり、寝返りしやすくなるとピッタリすぎる服は着替えしにくくなりますので、大きめの服を袖まくりさせて着せることも多くなります。
はじめは大きいなと思っていても特に生後半年頃までの成長は著しいため、1か月もたてばちょうどよくなってくるものです。
半年から1歳を過ぎると今までのような速度での成長ではなくなるので、80サイズや90サイズの服を長く着れるようになってきます。
こんな服を着せたい!と楽しみにしている親は多く、新生児服はある程度用意していたり、出産祝いに受け取っている可能性があるため、
おさがりとして渡すのであればできるだけ使ってもらえることを考えて、生後半年から1歳頃から着れる「70サイズ以上の服」をお勧めします。
また、保育園に預ける場合は着替えが多く必要になるため、おさがりで頂けると助かるものです。
早ければ数か月で預けるご家庭もいますし、1歳を機に預ける方も多いですので、できれば保育園準備を始める前に渡せるといいですね。
そして、大前提としておさがりは「状態が良く清潔なもの」を厳選してください。
ミルク汚れがあったり、うんち染みがついているものは相手に不快感を与えてしまうため、必ず確認しておきましょう。
『ガーゼのおくるみ』
おくるみは、赤ちゃんを包むだけでなく、さまざまな用途で活用できます。
例えば
- 温度調整のブランケットに
クーラーのきいてる部屋でさっとかけるのに使えますし、大人のひざ掛けとしても利用できます。
お出かけ先での温度調節に1枚持っていると安心です。
- ゲップさせるときの汚れ防止に
ミルクの後にゲップをさせると吐き戻してしまうことがありますが、そんなときに肩にかけておくと服が汚れるのを防ぐことができます。
吐き戻しのためにガーゼタオルも販売されていますが、用途が限られるので我が家では購入していません。
- シーツの替えに
ベビー布団のサイズであればおくるみで代用することが可能です。
我が家では布団が汚れないように防水シーツの上にシーツやタオルを敷きます。
防水シーツは汚れに強い反面洗うと乾くのが遅いのでまめに交換しやすいおくるみを上に敷くのもおすすめです。
- ベビーバスローブ代わりに
お風呂上がりの赤ちゃんをベッドや布団に連れて行くまで、おくるみでくるんであげてもいいでしょう。
赤ちゃんをバスタオルで拭いてそのまま移動すると布団なども濡れてしまいます。
バスタオルで拭いたあとに乾いているおくるみを使用すれば、ほかの場所が濡れてしまうのを最小限にできます。
ガーゼのおくるみだと湯上りの赤ちゃんを拭くのには心許ないですが、タオルタイプならバスタオルの代わりにするのもいいですね。
- おむつ替えマットに
外出先でおむつを替えるときにおくるみを広げてマットとして使えます。
一枚広げて使うとしみてしまいますが、何度か折ってお尻の下に敷けばおしっこが出てしまっても安心です。
- 授乳用ケープに
外出時に仕切りのない授乳室や車の中で授乳する場合、授乳ケープ代わりに使えます。
大判で薄いガーゼのおくるみであれば、首の後ろで縛るだけで授乳ケープとして使うことができます。
- 離乳食のエプロン代わりに
離乳食ではエプロンが必須です。
シリコンや、布のもの、袖のあるものなどさまざまな種類があります。
我が家では離乳食の初期に数種類試した結果、おくるみとクリップの組み合わせにたどり着きました。
まだ自分で食べられない&よく吐き出す初期のころはとにかく回りが汚れます。
そのため美容室のケープのようにベビーチェアごとくるんで後ろをクリップで止めるとチェアも汚れないし、口に手を入れても手が汚れないので大正解でした。
以上のようにアイデア次第で「おくるみ」はたくさんの用途に利用できます。
我が家では特に正方形で大きいおくるみが使いやすいので車に1枚、カバンに1枚、ダイニングに1枚、脱衣所に1枚、子供スペースに1枚と随所に配置してフル活用してます。
そこでおさがりとしておすすめしたいおくるみは「ガーゼのおくるみ」です。
おくるみは広げるとサイズが大きいですが、ガーゼ素材であれば畳んでもかさばらないので重宝します。
また、ガーゼ素材は洗えば洗うほど柔らかく手触りがよくなるためおさがりでも気になりません。
吐き戻しやおむつ漏れなどで汚れても乾くのが早いので洗い替えがあると助かります。
もこもことしたボアやフリースなどの冬物は毛玉になりやすく使用感が出やすいですし、使う季節が限られます。
畳んだ時にもかさばるので避けたほうが無難でしょう。
もちろん先述の服と同じく、肌に直接触れる物なので「状態がよく清潔なもの」を厳選してくださいね。
『レッグウォーマー』
赤ちゃんの足元を温める物としては「靴下」や「タイツ」もありますが、私のおすすめは「レッグウォーマー」です。
赤ちゃんは足裏で体温調整しているので、足先を覆う靴下やタイツよりもレッグウォーマーのほうが重宝します。
また靴下よりも脱げにくいので、お出かけの途中に紛失することも少ないです。(ゼロではありませんが…)
レッグウォーマーは冬のイメージがあるかもしれませんが、ロンパースなど足を出すタイプの服(ウェア)だと夏でも体温調節のためにレッグウォーマーを使うことがあり、通年使うことができます。
服は親の好みやニーズに合わせるのは難しいですが、レッグウォーマーは素材や色が違う程度で好みに左右されにくいです。
また、出産準備品として先に買っていることが少ないので、購入品と被りにくいのもポイントですね。
レッグウォーマー自体は安価なので、人によってはそんなものをおさがりであげてもいいの?と思うかもしれません。
しかし、高価なものでお互いに気をつかわせてしまうのであれば、気軽に受け取りやすいのでアリだと思います。
ぜひ渡すときには「いらないから」という後ろ向きな理由ではなく、「使いやすいから使ってみてほしい」「ロンパースの時におすすめだよ」と前向きな理由を添えましょう。
しつこいようですが「状態がよく清潔なもの」を厳選してくださいね。
『ベビーベッドなどの高額で場所をとるもの』
ここでいう「高額」で「場所をとるもの」の具体例としては、「ハイローチェア」や「食事用のハイチェア」、「ベビーベッド」などがあげられます。
これらを用意するには
- レンタル
- 中古もしくは新品
- おさがり
という選択肢があります。
いずれもメリット・デメリットがありますので、慎重に検討する必要があります。
まず、おさがり以外をざっくり比較すると
レンタル
ミニサイズのベビーベッドや
つかまり立ちまでしか使えない高さ調整不可のベビーベッドがおすすめ
中古もしくは新品
1歳過ぎても使えるハイチェアや
つかまり立ちしても使えるレギュラーサイズのベビーベッドがおすすめ
どれもメリット、デメリットがありますね。
ではおさがりはどうでしょうか。
おさがりは「レンタルと違って返却の必要がない」「中古や新品と比べてタダもしくは格安で受け取れる」ことがメリットでしょう。
需要と供給が一致しているのであれば、おさがりでもらえるのは非常に助かりますよね。
ただし先述の肌着、おくるみ、レッグウォーマーなどと比べておさがりとして渡すにはかなり慎重に相談する必要があります。
大前提として大きく場所をとるものなので受け取り側が
- おさがりでもいいと思っている
- 本当に欲しいと思っている
- 置く場所が確保できている
ということが大切です。
また、赤ちゃんの安全に直結するものなので
- 部品が壊れていないこと
- 古すぎて安全性に不安がないこと(安全基準を満たしていること)
- 取れない染みや汚れは最小限であること
は事前にしっかりと確認をし、可能であれば受け取り側に直接確認してもらったうえで譲渡しましょう。
さらに、こういった大型のものは使わなくなった後の処分に困ることが多いです。
実際に使ってみて生活スタイルの変化や赤ちゃんに合わなくてすぐに使わなくなってしまうことも考えられます。
その場合、のちのちトラブルにならないように、お互いが気をつかわずに気持ちよくやり取りするためにも、
「使わなくなったら捨ててもいいし売ってもいい」
「好きに使って、好きに処分してもらって構わない」
と、はっきりと所有権がうつったこと伝えて譲渡しましょう。
『ベビーカーやチャイルドチェア、抱っこひもなどのお出かけ用品』
最後に、「ベビーカーやチャイルドチェア、抱っこひもなどのお出かけ用品」です。
これらは子育てするには欠かせないグッズです。
しかし、これらは先ほどと同じく新品購入すると高額になってしまいますので、試しに使ってみることが難しいです。
そのためおさがりでもらって試せるのはとても大きいメリットです。
それで体格や使用方法に合わないのであれば買い直せばいいので、個人的にはもらって助かったものナンバーワンだと思っています。
先述した高額で場所をとるものと同じく、かならず必要かどうかを確認し、渡す際には完全に手放したので使っても捨てても自由にしていいと一言添えましょう。
出産準備品として用意する人が多いので、可能であれば出産前に必要かどうか確認するといいですね。
しかし、産後に実際に使っているものの使用感をきいて、使いにくさがあるようなら「試しに使ってみない?」と声をかけてみるのもアリだと思います。
【まとめ】
私なりのおさがりおすすめ5選を紹介しました。
いざ受け取ってみるとこんなに使えるんだ!と気づけたり、もう買ってしまったから受け取れないなと思ったり…。
あげる側、受け取る側で見え方や考え方が違うんだろうなと思い、この記事を書きました。
せっかくのおさがり。思いやりそのものなので、困らせたくはないし、喜んでもらいたいですよね。
そのためにはあげるモノの厳選と、譲渡する同士のコミュニケーション、そしてマナーが大事だと思います。
win-winでやり取りするためにも以下のものは控えましょう
- 「必要としていないもの」
- 「思い入れが強く捨てがたいもの」
- 「使いにくくていらないもの」
- 「壊れかけていたり、あまり清潔でないもの」
トラブルにならないように手放したことを明確に伝えることもマナーのひとつかと思います。
私は姉からおさがりの服を大量に受け取りましたが、比較的状態のいいものを譲ってくれましたし、「趣味じゃないものとかあれば遠慮なく捨ててもらってOK」とはっきりと伝えてもらったので安心して受け取れました。
その感謝も込めて、今は気に入って使っているおさがりは写真に撮ってたまに会うときに見せています。
姉も姪っ子も懐かしいと喜んでくれますよ。
おさがりは思いやりですから、お互い気持ちよくやり取りできるといいですね。
参考になれば幸いです。