こんにちは、モルママです。
私は生後一ヵ月から完全ミルク育児に移行した経験があります。
産後すぐは混合栄養でしたが、精神的にも体力的にも限界を感じたためでした。

当時は罪悪感などでいっぱいでしたが、卒乳した今は声を大にして「完ミでよかった!」といえます。
出産を控えているプレママさんやミルクに変更したいと思っているママさんの一助になればと思い、私の経験をもとに、完全ミルク育児のメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
最後にはこの記事を書くに至った私の気持ちを載せました。よければ最後までご覧ください。
母乳?混合?完ミ?
迷ってる方は最後まで読んでね!
※この記事はあくまで個人の体験談です。専門的なことは助産師さんや保健師さんに相談することをおすすめします。
完全ミルク育児とは?
完全ミルク育児とは、母乳を与えず粉ミルクのみで赤ちゃんを育てる育児スタイルのことを指します(略して「完ミ」)。
母乳育児や混合育児と並んで、よく選ばれている授乳方法のひとつです。
最近の粉ミルクは栄養バランスも優れており、安全性も高いため、赤ちゃんに必要な栄養素をしっかり補うことができます。
※ミルクには粉タイプ・液体タイプ・キューブタイプがありますが、ここでいう「ミルク」にはフォローアップミルクを含みません。
完全ミルク育児のメリット
- ママ以外も授乳できる
パパや祖父母など家族も授乳に関われるので、育児の負担を分散できます。
我が家のパパは沐浴やおむつ替えもしてくれましたが、粉ミルクの計量は苦手だったので、液体タイプやキューブタイプを併用して助けられました。 - ママの食事や薬の制限がない
食べたものや体調によって母乳に影響が出る心配がないため、食事や体調管理が楽になります。 - 授乳量が目に見えてわかる
飲んだ量を確認できるので、赤ちゃんの成長管理がしやすいです。 - 腹持ちするので授乳回数が少ない
ある程度大きくなってくると夜間の授乳が少しずつ減っていきます。
母乳より腹持ちがよく夜間授乳の回数が少なくて済みます。 - 外出時も授乳しやすい
授乳室を探す必要がなく、人目を気にせず授乳が可能。ミルクの腹持ちがよく、お出かけのタイミングも計画しやすいです。 - おっぱいトラブルがない
乳首の痛み、しこり、乳腺炎などから早く解放されるのもポイントです。

夜間の授乳をパパがやってくれたおかげで、私はしっかり睡眠がとれて本当に助かりました!
完全ミルク育児のデメリット
- 子宮の回復が遅れやすい
オキシトシン(母乳分泌を促すホルモン)の分泌が少なくなり、子宮収縮が遅れがちです。 - 体重が戻りにくい
母乳育児よりも消費カロリーが少ないため、産後太りしやすい傾向があります。 - 生理の再開が早い
ホルモンバランスの変化で、生理が早く戻ってくることが多いです。
私も産後3か月頃に生理が再開し、ちょっとブルーになりました…。 - コストがかかる
粉ミルク・哺乳瓶・消毒用品などランニングコストがかさみます。
液体ミルクは便利ですが特に高めです。 - 荷物が多く、準備が手間
外出時の持ち物が多く、粉ミルクの場合はお湯・湯冷まし・哺乳瓶など準備が大変。
液体ミルクでもジョイントや乳首が必要です。 - 授乳タイミングと量の管理が必要
飲む量がわかるぶん、「飲まないと不安」「時間をあけたいのに泣いてしまう」など、気持ちが揺らぐこともあります。



手間や出費はあるけれど、個人的にはそれを上回るメリットもたくさんあります!
まとめ
完全ミルク育児は、ママの心と体、そして家族のライフスタイルに合わせて選べる育児スタイルです。
それぞれを踏まえて、自分たちのペースで進めていきましょう!
おわりに
私は、母乳育児が苦痛で、心身ともに限界を感じて完ミに切り替える決断をしました。
当時は自分を責め、赤ちゃんに笑いかける余裕もない日々…。けれど後に、これは不快性射乳反射(D-MER)によるものだと知りました。
完ミに切り替えたことで体調も気持ちも回復し、赤ちゃんを心から可愛いと思えるようになりました。
母乳がつらい方、ミルクに罪悪感を抱いている方へ。
赤ちゃんが元気に育つこと、ママが健康であることが一番大切です。
迷って悩んでいるあなたは、もう十分頑張っています。
母乳・混合・完ミ、どれも正解!
あなた自身が納得できる方法で、赤ちゃんをたっぷり愛してあげてください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。