子どもと暮らす家は、毎日がカオス。
朝片付けたはずのリビングも、夕方にはおもちゃと書類とお菓子のゴミで大変なことに…。
「片付けなきゃ。でもそれって、いつも私だけ?」
そんなモヤモヤが積み重なっていたある日、「1日1カ所だけ片付ける」ことから始めてみました。
やってみると、小さな達成感と空間の変化がじんわりと心を軽くしてくれました。
そしてもっと嬉しかったのは、この習慣をパパにも共有したことで、“家の片付け”が私だけの責任ではなくなったこと。
片付けはママの仕事じゃない。家族みんなでつくる暮らしだからこそ、みんなで守っていけるように。
そんな思いを込めて、わが家の“ゆるっと片付け習慣”をご紹介します。
もくじ
1日1つの“プチ片付け習慣”って?
毎日1カ所、小さな場所だけに集中して片付けるというシンプルな習慣です。
例えば…
- キッチンの引き出し1段だけ整理
- ダイニングテーブルの上の“紙もの”を片付け
- 洗面所の下に眠っていた使いかけストックの見直し
完璧じゃなくてOK。
「今日はここだけやった」そんな小さな満足を積み重ねることで、家全体の心地よさが少しずつ育っていきます。
わが家のビフォーアフター実例
① ダイニングテーブルの“とりあえず置き場”
Before:
保育園のプリント、折り紙作品、空いたお菓子袋が積み重なり、毎食のたびに片付けるストレス…。
After:
書類はボックスに仕分け、作品は専用カゴへ。
中央にグリーンを置いたことで、自然と「ここには物を置かない」空気ができました。
② キッチンのカトラリー引き出し
Before:
スプーンもお箸もぐちゃぐちゃで、子ども用のフォークは奥の方に埋もれて出てこない。
After:
100均の仕切りを活用して、大人用と子ども用を分けるだけで劇的にスッキリ。
「〇〇ちゃんのスプーン、ここだよ〜」と子どもも自分で取れるように。
③ おもちゃ棚の“ごちゃごちゃエリア”
Before:
ぬいぐるみ、絵本、積み木が山のように混在して、遊ぶたびに雪崩が発生。
After:
アイテムごとにボックスを用意して、手描きのラベルで「おもちゃの住所」を見える化。
片付けが「ママの仕事」じゃなく、子ども自身の習慣に変化してきました。
パパと共有して気づいたこと
最初は私一人で始めたこの習慣。けれど途中で、「なんで私だけが気にしてるんだろう?」と疲れてしまいました。
そこで、ある日パパに「1日1カ所だけでも一緒に片付けてみない?」と提案。
すると「いいよ、それならできそう」と意外と前向きな返事が。
それからは、玄関の靴を整理したり、リビングの本棚を整えたり、夫も自然と参加してくれるように。
「今日はどこ片付けた?」とお互いに報告し合うことで、家のことを“ふたりごと”にする感覚が生まれました。
家のこと=ママがやるべきこと、という思い込みをやめたら、家族の関わり方まで変わってきたのを実感しています。
わが家の「片付け習慣」4つのルール
1. 一度にやるのは1カ所だけ
今日はここだけ!と決めて、小さく終われることを大事にしています。
2. 10〜15分で終わる規模にする
がんばりすぎないサイズ感が、続けるコツ。
3. ビフォーアフターを写真に撮る
達成感が目に見えると、「またやろう!」という気持ちが自然にわいてきます。
4. 子どもが見てる前でやってみる
「お片付けって特別なことじゃない」と伝えたくて、なるべく子どもの前で取り組むようにしています。
まとめ|「誰かの仕事」ではなく「家族の暮らしごと」
散らかって当然の子育て世帯。それでも、少しでも快適に過ごしたい。
そのためには“家を整える”ことを家族みんなのチームプレイにしていくことが大切なんだと感じました。
片付けはママだけの仕事じゃない。みんなで暮らす家だから、みんなで守る。
その一歩目が、「1日1カ所のプチ片付け習慣」でした。
完璧じゃなくてもいい。ちょっとずつ、一緒に整えていくことで
家も、気持ちも、心地よく変わっていきます。