2歳児・3歳児別!仕上げ磨きイヤイヤへの対応方法
同じイヤイヤ期でも、2歳と3歳では仕上げ磨きの嫌がり方がちょっと違うと感じたことはありませんか?
私自身、娘が2歳から3歳になる中で「イヤ!」の理由や対応方法に変化を実感しました。
今回は、歯科衛生士としての知識とママとしての体験を交えながら、2歳児と3歳児それぞれに合った仕上げ磨きの工夫をご紹介します。
もくじ
2歳児:とにかく「イヤ!」が先に出る時期
2歳児は自己主張が強くなり始める時期。
なんでも「イヤ!」が口ぐせのようになることも。
歯磨きも例外ではなく、強い拒否を示す子が多いです。
2歳児の特徴
- 言葉は増えるが、自分の気持ちをうまく伝えられない
- 自分でやりたい気持ちが強い
- 気分によって協力度が大きく変わる
2歳児に合った工夫
- 親子で一緒に磨く
➡「ママと同じだね」と声をかけながら、磨きあいっこをする - 短時間で終わる工夫
➡10秒数えたら終了、曲の時間だけ磨くなどゴールを決める - 遊び感覚
➡ぬいぐるみの歯磨きをしてみたり、「バイキンマン退治」ごっこ
歯ブラシは子どもが自分で持ちたくなるデザインを選ぶのがポイントです。
たとえば キャラクター付きの子ども用歯ブラシは気分が上がりやすく、毎日の習慣づけにも役立ちます。

3歳児:自我が強まり「理由づけ」が必要な時期
3歳児は会話が上手になり、「なんで?」と理由を求めることが増えてきます。
ただ「磨こう」では動かず、納得感がないとイヤイヤが続くのが特徴です。
3歳児の特徴
- 自分の意見をはっきり伝えられる
- 「やりたくない理由」を主張する
- 褒められるとやる気が出やすい
3歳児に合った工夫
- 理由を伝える
➡「歯を磨くとばい菌さんが取れるよ」 - 選択肢を与える
➡「赤い歯ブラシと青い歯ブラシ、どっちにする?」 - 鏡や染め出し剤を活用
➡目に見える変化で納得感をアップ - ごほうびや褒め言葉
➡「ピカピカになったね!」「さすがだね!」と仕上げに声をかける
うがいができるようになったら 染め出し剤を試すのがおすすめです。
「ここに汚れがある!」と目に見えて分かることで、子ども自身のやる気がアップします。

年齢別対応のポイントまとめ
- 2歳児:イヤ!が先に出る → 遊び感覚と短時間で対応
- 3歳児:理由が欲しい → 説明と納得感で対応
どちらの年齢でも共通して大事なのは、「嫌な思い出を残さないこと」です。
虫歯にさせたくない一心で、ついつい強引にさせてしまう親御さんも気持ちも十分わかります。
ですが、「歯磨き嫌い」「歯医者嫌い」になってしまっては、大人になったときに困ります。
今日ちゃんとできなくても大丈夫です。
焦らず将来のこどもの歯のために、「歯磨きを毎日やってもいいな」と思ってもらえる楽しい時間にしていくことを優先しましょう。
まとめ:成長に合わせた工夫で“歯磨き嫌い”を防ぐ
仕上げ磨きのイヤイヤは、2歳と3歳で理由も対応方法も少しずつ変わります。
「うちの子はどうして嫌がるのかな?」と成長段階を理解することで、声かけや工夫もしやすくなります。
完璧にできなくても大丈夫。
「今日はちょっと磨けただけでOK」
「少し笑顔で終われたから十分」
くらいの気持ちで、楽しく続けていくことが大切です。
子どもの成長に合わせた工夫を取り入れながら、仕上げ磨きを親子のスキンシップのひとつとして楽しんでいきましょう。

