斜視手術が決まり、長い準備期間を経て迎えた手術前日。
ここからは、手術前日〜当日、そして術後2週間までの我が家のリアルな記録をまとめます。
「当日はどんな流れ?」「帰宅後はどう過ごすの?」
そんな不安を抱えている方の、少しでも参考になれば嬉しいです。
もくじ
手術前日|できるだけ「いつも通り」に過ごす
手術前日は深夜0時まで飲食OK。
特別な制限はなく、夕食も普段通りに食べました。
親としては正直、心配でいっぱい。
それでも娘には不安が伝わらないよう、できるだけいつも通りに過ごすことを意識しました。
翌朝の集合時間がやや遅めだったため、前夜は少しだけ夜更かしをして、いつもの流れで就寝しました。
手術当日の朝|空腹と渇きをどう乗り切るか
手術は9時スタート。水分摂取は朝6時まで可能でした。
あまり早く起こすとお腹が空く時間が長くなると考え、「できるだけ寝てもらおう」と判断。
大人は子どもが起きる前に朝食を済ませ、飲み物を飲む姿を見せないようにしました。
しかし、娘は6時半ごろ自然に起床。いつもとあまり変わりませんでした。
普段なら起きてすぐ飲んで食べるのに、この日は着替えるくらいしかやることがありません。
おままごとで遊んだりして気を紛らわせましたが、「おなかすいた」「のどかわいた」は、やっぱり何度か出ました。
冬道だったこともあり、余裕をもって早めに出発しました。
家で過ごすより、車の中で外を眺めたりテレビを見ている方が気が紛れたようで、
移動中は「食べたい・飲みたい」を言わなくなりました。
手術開始|親が付き添った麻酔の瞬間
到着後、改めて説明を受け、おむつを替えて準備完了。
手術室への付き添いは一人までだったため、私が同行しました。
個人病院だったので、荷物は待合室へ置き、荷物番はパパにお願いしました。
手術衣に着替え、娘を膝の上に座らせ、マスクで麻酔をかけます。

膝の上で急に力が抜けていく感覚は、心が押しつぶされるようでした。
麻酔がかかると私は退室し、娘が戻るまで待機。
その間に、術後の飲み薬と目薬を調剤薬局へ取りに行くよう指示があり、パパにお願いしました。
手術は、麻酔約10分+片目約20分で、合計50分ほど。
想像していたより短く感じました。
術後すぐ|目覚めた直後のパニック
10時頃、「そろそろ起きますよ」と呼ばれ、娘と再会。
まだ眠っており、目には軟膏が塗られていました。
パパと交代で手を握ったり、声をかけたりして起きるまで待ちました。
15分ほどで手が動き始め、25分後に覚醒。



「ママ抱っこ!!」と大暴れ。完全にパニック状態でした。
目を触ろうとするので両腕を抑えつつ声かけ。
それでも落ち着かず、パパに抱っこを交代してもらい、正面から声をかけ続けて、ようやく落ち着きました。
本来は水分摂取を確認しますが、麻酔の影響と疲れもあり、そのままウトウト。
そのまま帰宅することになりました。
帰宅後〜当日夜|とにかく「目を守る」
運転はいつも通り私。
パパは娘の手を握り、目を触らないよう見守る役。
帰り道も何度か掻きたそうにして泣きました。
泣くたびに赤い涙が出てきて、胸がぎゅっと締めつけられました。
でも、一番つらいのは娘。
「かわいそう」と思う気持ちは抑えて、とにかく優しく寄り添うことを意識しました。
術後は痛みや見えにくさ、違和感もあり不安が強くなります。
手を握る、抱きしめる、声をかける――
スキンシップは本当に大事だったと感じています。
目ヤニや涙はティッシュで拭くよう指示がありました。
タオル類は繊維が入る可能性があるためNGとのこと。
そのため、手術後3日ほどはすぐ拭けるように キッチン、テーブル、ベッド周りなど家中にボックスティッシュを配置しました。
かゆみ対策のクーリングには、赤ちゃんの頃に使っていたソフト保冷剤と氷嚢が大活躍。
普通の保冷剤より柔らかく、使いやすかったです。
14時頃に初めて起き、水分→嘔吐→再チャレンジを経て、15時にようやく飲めるように。
夜は川の字で就寝。
両親で腕を抑えつつ、かゆい時はクーリングで対応しました。
書きたいのに書けなくて不機嫌になる娘を見てると申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
夜は基本的に覚醒しないように話しかけないのですが、この日ばかりは「大丈夫、大丈夫、明日にはきっとよくなるからね」と声掛けしました。



この日は一番の寝不足。親も気が張りっぱなしでした。
翌日〜2週間|少しずつ日常へ
翌朝は術後チェックのため受診。
飲み薬は手術当日夜から、目薬は翌日からスタートしました。
目薬は2種類・1日3回・5分あけて。
現在も試行錯誤しながら続けています。
術後の診察は翌日・4日後・1週間後の3回ありました。(術後2週間現在)
炎症もなく、経過は順調でした。
登園は4日後の診察後から。
- 一時的に複視があること(運動への影響が出るかもしれないこと)
- 目をこすらないよう配慮してほしいこと
- 午睡以外は必ずメガネをかけること
- ボール遊びなど、目に当たる可能性への注意
以上の点を園へ共有して登園させていただきました。
先生方はとても丁寧に対応してくださり、
「今日は少しかゆそうでした」 「遊んでいるときは忘れている感じでした」
など、毎日の様子を細かく共有してもらえて、安心して預けることができました。
一時的に複視がありましたが、術後1週間半ほどで少しずつ落ち着いてきています。
日帰り手術と記録の大切さ
今回、日帰り手術で自宅に戻れたのは良かった点です。
ただ正直に言うと、
- 仕事を休む調整
- 術後の見守り
- 夜間の寝不足
- クーリング対応
など、親の負担はかなり大きいと感じました。
付き添いも看病も、一人では無理。
サポートしてもらえる人がいるなら、頼った方がいいと思います。
また、術前説明は聞くだけで精一杯になりがち。
メモだけでなく、夫婦のLINEやノート機能で共有しておくと後から助かります。
実際、娘の共済金申請の際に、
- 初診日
- 斜視に気づいた時期
- 手術が決まった日(※手術日ではない)
を思い出す必要があり、 LINEのやり取りを見返して記入しました。
子どもの体調や受診歴まで覚えておくのは本当に大変。
ノート、スマホのメモ、LINEなど、 各家庭に合った方法で記録を残すことの大切さを実感しました。
まとめ|ここがスタートライン
斜視手術は子どもにとって大きな出来事。 でも、支える親にとっても、心も体も使う時間でした。
斜視手術はゴールではなく、弱視治療のスタートライン。
小児の場合、早期治療が大切だと説明を受けました。
なお、手術が決まってから当日を迎えるまでの準備や、
予約・延期・事前通院などについては、前編の記事にまとめています。


できることは限られていますが、できる限り視力が育つよう優しく支え続けることを大切にしていきたいです。











