仕上げ磨きの時間が近づくと「イヤ!」「しない!」と全力拒否…。
多くのママ・パパが直面するのが、イヤイヤ期の仕上げ磨きです。
私も2歳の娘と毎晩格闘していますが、歯科衛生士として「歯を守りたい気持ち」と、ママとして「とにかく早く終わらせたい気持ち」、その間で揺れ動いています。
今回は、我が家で実際に取り入れて効果を感じた仕上げ磨き対策7選をご紹介します。子どもによって合う・合わないはありますが、少しでも参考になれば嬉しいです。
もくじ
1. 姿勢は柔軟に!立ったままでもOK
歯磨きといえば「寝かせ磨き」が理想ですが、イヤイヤ期の子どもにとっては「寝るのがイヤ!」となることも多いです。
そんな時は、立ったまま・抱っこ・ソファに座りながらなど、子どもが落ち着ける姿勢を選んで大丈夫。

大切なのは「とにかく磨ける環境」を作ることです。
2. 親子で一緒に歯磨きする
「一緒にやろう!」と声をかけて、親も歯磨きするスタイルは効果大。
この時、ママ・パパはからブラシにすると、声をかけながらできて雰囲気も楽しくなります。



「同じことをしてる」という安心感で、子どももやる気になりやすいですよ。
3. 鏡を使って“自分の口”を見せてあげる
自分の口の中がどうなっているか、鏡を見ながらだと子どもも興味津々。
我が家では壁に鏡を貼り付けて、洗面所に行かなくてもチェックできるようにしました。
「ここ磨けたね!」「あとここだよ」と一緒に確認できるので、納得して口を開けてくれることが増えました。



本人が納得できないまま強制的にやろうとすると何倍も時間がかかります。
4. 子どもに“お手伝い”してもらう
仕上げ磨きを全部ママがやるのではなく、子どもにも役割を。
例えば、
- 自分でフロスをしてみる(できなくてもOK!)
- 「ここをシュッとしてね」と歯ブラシを持たせてみる
「やらされている」から「一緒にやっている」に変わるだけで、協力してくれるようになります。



大人が思っている以上に子供は「一緒」にできることを喜んでくれます。
5. 歯ブラシを選べる楽しみを用意する
いつもの歯ブラシに飽きてしまう子もいます。
そんな時は複数の歯ブラシを用意して、気分で選ばせるのがおすすめ。
好きなキャラクター・新幹線デザイン・色違い…ちょっとした違いでも「今日はどれにする?」と聞くと、子どもは嬉しそうに選んでくれます。



うちの子は黄色大好きなのでいろんな形の黄色い歯ブラシを用意しました。
6. 歯磨き粉を一度やめてみる
「フッ素入り歯磨き粉を使わないと!」と頑張りすぎていませんか?
実は歯磨き粉が苦手な子は一定数いるんです。
我が家では思い切って歯磨き粉をなくし、代わりに仕上げ後にフッ素スプレーやタブレットを導入しました。
すると、スムーズに磨かせてくれるようになりました。



まずは「磨けること」を優先してみましょう。
7. 楽しい雰囲気を作る工夫
イヤイヤ期は「気分の切り替え」がカギ。歯磨きを楽しい時間に変えるアイデアも有効です。
- 歯磨きの歌を歌う
- 数を数えながら「10で終わりね」と区切る
- 仕上げ磨きの後にシールやごほうびを用意する



小さな工夫ですが、子どもは「楽しい!」と感じるだけで驚くほど協力してくれます。
まとめ:完璧よりも“慣れること”が大切
イヤイヤ期の仕上げ磨きは「虫歯を絶対に作らないための完璧なケア」よりも、まず歯磨きに慣れて抵抗感を減らすことが大事です。
この時期に「歯磨き=嫌な時間」という記憶が残ってしまうと、長い目で見て歯磨き習慣が根付きにくくなります。
毎日頑張っているママ・パパでも、思うようにできず落ち込んだり、ついイライラしてしまうことはあります。
でも、それは誰にでもあること。「今日は少しでも磨けたからOK!」くらいの気持ちで大丈夫です。
子どもの成長と一緒に、歯磨きも少しずつスムーズになっていきます。
肩の力を抜きながら「続けること」を大切にして、楽しく仕上げ磨き習慣をつけていきましょう。











